2.あがり症・人見知り克服の5つのステップ:自分らしく、人とつながる
「初対面の人との会話が苦手……」
「なれない人と話すと緊張してしまう……」

上記のような「人見知り」でお悩みの方は多いかと思います。

実は、あがり症と人見知りには密接な関係があるため、あがり症でお悩みの方は、人見知りで悩んでいるケースも多いです。

今回の記事では、あがり症の方に人見知りが多い理由をご紹介した上で、あがり症の方が人見知りをなおす方法を解説していきます。
ぜひ参考にしてみてください。

はじめまして。桐生 稔(きりゅうみのる)と申します。
私の肩書きや経歴は以下の通りです。

  • 株式会社モチベーション&コミュニケーション 代表取締役
  • 「伝わる話し方」ビジネススクールを運営
  • 全国で年間2000回セミナーを開催
  • 新卒入社後営業成績ドベから心理学を学び全国売り上げ達成率No.1に
  • 現在では「伝わる話し方の専門家」として活動し話し方の本を多数出版

1. あがり症の方には人見知りの方が多い

あがり症の方には人見知りの方が多い
まずは最初に「あがり症とは何か?」について解説した上で、あがり症の方に人見知りが多い理由をご説明します。

1-1. そもそもあがり症とは

あがり症とは、人前でのプレゼンテーションや大勢の前での発表、初めましての方との会話などで、過剰な不安や緊張が増大し、赤面、発汗、動悸、嘔気など、身体症状が誘発される症状をいいます。
簡単にいうと「人よりも過剰に緊張してしまう状態のこと」を指します。

どのような人でも緊張することはありますが、あがり症の方には、人からどのように見られているかを気にするあまり、通常の人より過剰な不安に苛まれてしまう傾向があるのです。

1-2. あがり症の方に人見知りが多い理由

そもそも人見知りとは、知らない人を見ると不安に感じる・恥ずかしがる状態を指します。

従来は子どもが見慣れない人を見たときに怖がる・恥ずかしがる言葉として使用されていましたが、近年では対人関係が苦手な大人にも使用されるようになりました。

あがり症の方が人見知りになるサイクルは、以下の通りです。

1.緊張する場面(初対面の人に会うなど)に遭遇する

2.過剰に緊張する

3.うまく話せないなどの失敗を経験をする

4.人と話すことが嫌になる

5.人と話さないように行動するようになる

6.人見知りになっていく

このサイクルを見てもわかるように、あがり症と人見知りは密接に関係しているため、あがり症の方には「会話することが恥ずかしい」「できるだけ会話したくない」など、人見知り特有の感情・考えが生まれやすいのです。

2. あがり症の方が人見知りをなくす方法

2. あがり症の方が人見知りをなくす方法
ここからは、あがり症の方が人見知りを改善する5つの方法をご紹介します。

2-1. 緊張を受け入れる

人見知りをなおすために、まずやるべきことは、初対面の人に会うときや、新しい環境に行くときは、緊張して当たり前だと受け入れることです。

なぜなら、緊張している自分に対して「緊張してはいけない」「緊張がバレないようにしなくちゃ」と、『緊張は悪いもの』と考えてしまうと、逆に緊張が高まってしまうからです。

確かに、初めての方にお会いしたときに、緊張して言葉が詰まったり、赤面したりすることもあるかもしれませんが、だからといって相手に迷惑がかかるわけではありません。
プレゼンテーションで緊張したとしても、伝えたいことがしっかり伝われば問題ないはずです。

つまり、緊張してあがっていることは悪いことではないため、無理に排除しなくてもよいのです。
あまり肩肘張らず「緊張してもいいんだ」「誰もが緊張するし、緊張するのは当たり前」くらいの気持ちを持つことが大切です。

2-2. 過去の失敗を気にしすぎない

人見知りの方には、過去にうまく話せなかったことが原因で、人見知りになってしまうケースが見られます。

ただ、過去に失敗があったとしても、その失敗を改善できれば現状は変えられます。

そもそも誰にでも失敗はあるものです。

電球や蓄音機を発明し、発明王とも呼ばれたことで知られるエジソンは、さまざまな画期的な発明品を世に送り出しました。
その輝かしい成功の裏に、幾多の失敗があったことも事実です。
でもエジソンは、「私は失敗したことがない。ただ、1万通りのうまくいかない方法を見つけただけだ」と答えています。

このように、過去の失敗も捉え方を変えて成功への糧とすれば、人見知りも自然と改善されていくはずです。

2-3. 周りからの評価を意識しすぎない

人見知りをなおすには、周りからの評価を気にしすぎないのも大切です。

例えば、初対面の方と話しているときに、相手の手が震えていても「緊張しているのかな?」と思うくらいで、「嫌な人だな」「変なやつ」とは思わないでしょう。
相手は自分が思うほど気にしていないのです。

人はそこまで他人のことを意識していないため、周りからの評価を気にしすぎなくても問題ないのです。

「他人からどう見られているか」を意識しないようにすれば、過剰に緊張することもなく、人見知りもなくなっていくでしょう。

2-4. 積極的に他人と交流する場に参加してみる

人見知りの方は、会話することを回避する傾向があります。
人見知りを改善したいとお考えであれば、人と接することに慣れることがベストです。

そのため、積極的に他人と交流する場に参加しましょう。

ただ、何も脈絡がない場所に飛び込むと、会話の糸口が見つからず、より人見知りが促進されてしまう可能性もあります。
そのため、自分が車好きなら車好きのグループ、サッカー観戦が趣味ならサッカー好きのコミュニティなど、同じ趣味や興味を持っている場に参加することをおすすめします。

最初は緊張してうまく話せないかもしれませんが、「何が上手く話せなかった原因なのか」「どのようにすれば改善するのか」を考えて実行し続ければ、会話することに慣れ、人見知りもなくなるはずです。

2-5. コミュニケーションスキルを鍛える

やはり普段からコミュニケーションスキルを磨くことが人見知り改善の近道です。

コミュニケーションの得手・不得手は、性格や才能だと思い込んでいる方も多いですが、実際にはスキルであるため、誰でも後から学べるものです。

コミュニケーションスキルを鍛える方法の例は以下の通りです。

  • 本で学ぶ
  • 動画で学ぶ
  • 講座に参加する
  • 資格を取得する

それぞれスキル習得にかかる時間や費用などが異なるため、ご自身の状況に合ったものを選択し、人見知り改善につなげましょう。

3. まとめ

あがり症は過剰に緊張してしまう症状であり、人と話すことを避けるようになると人見知りが助長されます。

ただ、あがり症や人見知りは、放っておけばいつか改善するというものではないため、自分を変えたいと思うなら、やはり行動する必要があります。

今回ご紹介した5つの方法を参考に、ぜひ人見知りを克服しましょう。

「なかなか一人では改善が難しい…..」とお考えの方は、ぜひ弊社「モチベーション&コミュニケーションスクール」の「あがり症を克服するセミナー」にエントリーください。

このセミナーでは、緊張をほぐす方法から、あがらず話せる方法、人見知りをなおす方法にいたるまで、すべて実践形式で学べます。
その日からすぐに活用できるスキルをお伝えしますので、変化を即実感できるはずです。

「あがり症や緊張を克服し、うまく話せるようになりたい」という方は、ぜひ下記の「あがり症を克服するセミナー」公式ホームページをご覧ください。

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