あがり症の方にとって、就活の面接が苦手な人は多いと思います。
でも、緊張してしまう原因と対策を知れば、面接当日の緊張を和らげることができ、いつもの自分をアピールすることができます。
この記事では、あがり症でお悩みの方が、就活の面接で緊張してしまう原因と対策をご紹介します。
ぜひ参考にしみてください。
はじめまして。桐生 稔(きりゅうみのる)と申します。
私の肩書きや経歴は以下の通りです。
- 株式会社モチベーション&コミュニケーション 代表取締役
- 「伝わる話し方」ビジネススクールを運営
- 全国で年間2000回セミナーを開催
- 新卒入社後営業成績ドベから心理学を学び全国売り上げ達成率No.1に
- 現在では「伝わる話し方の専門家」として活動し話し方の本を多数出版
Contents
1.【あがり症】就活で緊張してしまう原因
あがり症の方が就活面接で上手くいかない原因は、主に以下のものが挙げられます。
- 失敗してしまうことに恐怖を抱いている
- 過去に上手くいかなかったトラウマが思い出される
- 緊張して上手に話せないかもしれないと不安になる
- 話す内容に自信が持てない
- 面接の準備が万全でない
- 何を聞かれるかわからないので心配
- 面接に慣れていない
以上の理由で、緊張してしまい、自分のパフォーマンスを最大限に引き出せないことがあります。
また実際の面接中に上手く話せないことで、さらに緊張してしまい、悪循環を起こすケースもあります。
これを克服するには、しっかりとした準備が必要です。
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2.【あがり症】就活を上手に進めるための準備
あがり症でお悩みの方が、就活の面接を上手に進めるためには、以下の6つの方法が効果的です。
- 面接の練習を繰り返し行う
- 面接先の企業を徹底的にリサーチする
- 「緊張するのは当たり前」という心構えを持つ
- 失敗への不安な気持ちを持ちすぎない
- 自分なりの緊張のほぐし方を見つける
- あがり症を強みにするアピール方法を考える
2-1.①面接の練習を繰り返し行う
まず面接時に緊張しないために、面接の練習を繰り返し実施しましょう。
繰り返すことで、面接への苦手意識が薄れ、本番でも必要以上に緊張しなくて済みます。
練習は以下のポイントをおさえておくのがオススメです。
- なるべく親しい人(友人・家族など)と練習せず、本番同様他人(大学の先生など)と練習する
- 本番同様の服装・身だしなみを再現して行う
- 話す練習だけでなく、入室から退室までの一連の流れを練習する
- 話すことを丸暗記せず、自分の言葉で伝えられるようにする
- 表情や話し方で、好印象を与えられるよう意識して行う
- 練習が終わったら、改善点を必ず振り返る
面接会場の特有の慣れない雰囲気も、気持ちが焦る原因です。
そのため、面接練習の段階で本番と同じような状況に慣れておきましょう。
また、当日焦らないように面接時の一連の流れもシミュレーションしておくと安心です。
入退室時のマナーは知識として覚えていても、いざ実践するとなると緊張します。あらかじめ何度も練習しておくことで、本番で焦らず実践できるようになります。
話すことを丸暗記してしまうと、面接時に予想外の質問をされた場合に焦ってしまいます。
言いたいことをまとめる時点では文章にしておいて全く問題ありませんが、話す練習をするときは箇条書き程度のメモに留めておき、その場で考えて話せるように練習しておきましょう。
面接の練習するたびに、少しずつ改善できることを増やしていくと、面接本番への自信に繋がります。
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2-2.②面接先の企業を徹底的にリサーチする
あらかじめ企業についてリサーチしておくと、気持ちにも余裕が生まれます。
たとえば、以下のような項目を調べておくとよいでしょう。
- 企業理念
- 起業から現在までの歴史
- 事業内容、業務内容
- 社風、働いている人の様子
- 新事業、新店舗などについての情報
就活において相手の企業と関わる場は、面接だけではありません。
企業説明会や企業訪問、OBOG訪問、インターンシップなど、人と話す機会は多くあります。
事前に企業についてリサーチし、いざ話す場面になった際は、「企業のこの部分について質問したい」ということを決めておけば、自然に質問できるでしょう。
2-3.③「緊張するのは当たり前」という心構えを持つ
「緊張しているのは自分だけかもしれない」と感じると、焦ってしまうでしょう。
でも、面接で緊張するのは誰にでもあることです。
面接会場で出会う人も、たとえ見た目ではわからなくとも緊張している人も多いです。
企業側も「緊張するのは当たり前」だと理解しています。「緊張していたから不採用」ということはほとんどなく、たとえ緊張していても、自分が伝えたいことを一生懸命伝えようとしている人に面接官は好印象を感じます。
そのため、緊張を無理になくそうとしなくても大丈夫です。
「緊張するのは当たり前」と思い、気持ちを楽に面接に臨みましょう。
2-4.④失敗への不安な気持ちを持ちすぎない
誰だって失敗します。
「緊張して上手く話せなかった」「顔が引きつってしまった」「ハキハキとした声を出せなかった」こういったケースはあります。
「失敗してはいけない」と強く考えすぎてしまうと、より緊張してしまいます。
・失敗してもいいから果敢にチャレンジしようとしている
・今できることを全力で行おうとしている
面接ではその姿勢を見られています。
「失敗しても問題ない」という心構えでいるとよいでしょう。
2-5.⑤自分なりの緊張のほぐし方を見つけ、実践する
面接当日、面接会場に入る前にできる緊張のほぐし方を見つけておくのも良い方法です。
たとえば「いつもよりゆっくり歩く」「好きな音楽をイヤホンで聴く」「深呼吸をしてから会場に入る」など、簡単に実践できるものだとよいでしょう。
きっと心を落ち着けた状態で面接に臨めるはずです。
2-6.⑥あがり症を強みにするアピール方法を考える
面接時に、あがり症を自己PRとして活用する方法もあります。
たとえば「あがり症が原因で人前で話すことが苦手だ」という場合、あわせて「人前で話せるように努力した経験」もアピールするのです。
すると「苦手意識を持っていることにも向き合い、努力して乗り越えられる人材だ」と判断される可能性があります。
さらに、あがり症であることを伝えることで、「自分の苦手なことを正直に伝えることができる素直な人物」と感じてもらえることもあります。
以上のようなアピール方法は、会話の最中にとっさに行うのは難しいです。
そのため、事前に考えておきましょう。
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3.まとめ
面接で良い結果を残すためにも、この記事で紹介したことを参考に、面接に向けて準備していきましょう。
より自信をつけ、あがり症を克服するためには、プロの方によるセミナーを受講する方法もおすすめです。
「モチベーション&コミュニケーションスクール」主催の「あがり症を克服するセミナー」では、あがり症でお悩みの方に向けて、あがり症・緊張を改善するためのセミナーを実施しています。
このセミナーは、全国各地で年間約2,000回開催しており、過去5万人のセミナー参加者から「わかりやすかった!」との評価をいただいております。
「あがり症や緊張を克服し、面接で上手く話せるようになりたい」という方は、ぜひ「あがり症を克服するセミナー」公式ホームページをご覧ください。