あがり症はポジティブに言い換えられる!面接で印象がアップする伝え方を伝授

「あがり症を長所にできるのだろうか…」

就職活動では、あがり症や緊張しやすい性格がネガティブに捉えられるのではないかと不安に思う方もいるかもしれません。
しかし、視点を変えれば、あがり症は強みにもなり得ます。

本記事では、「あがり症を長所としてポジティブに表現する方法」「短所を強みに変える考え方」をご紹介します。
あがり症の専門家が具体的な実践方法を解説しますので、面接で好印象を与えたい方はぜひご覧ください。

はじめまして。桐生 稔(きりゅうみのる)と申します。
私の肩書きや経歴は以下の通りです。

・株式会社モチベーション&コミュニケーション 代表取締役
・「伝わる話し方」ビジネススクールを運営
・全国で年間2000回セミナーを開催
・新卒入社後営業成績ドベから心理学を学び全国売り上げ達成率No.1に
・現在では「伝わる話し方の専門家」として活動し話し方の本を多数出版

1.あがり症をポジティブに言い換えられる理由

あがり症は、決して悪いことではなく、視点を変えれば長所として活かせる特徴です。

そのためには、まず「なぜ自分は緊張しやすいのか?」を具体的に考えることが重要です。
実は、人前で話すときに緊張するのは、ごく自然な反応。
多くの人が経験することであり、過度にネガティブに捉える必要はありません。

また、あがり症は自分が思っているほど、周囲からマイナスな印象を持たれることは少ないものです。
伝え方を工夫すれば、誰でも簡単にポジティブな表現に変えられます。

あがり症を前向きに捉え、緊張や不安と上手に付き合う方法について詳しく知りたい方は、「あがり症は長所だった!?緊張や不安と上手に付き合うコツ」をご覧ください。

2.【長所になる!】あがり症のポジティブな言い換え3選

【長所になる!】あがり症のポジティブな言い換え3選

あがり症は、視点を変えることで以下のような長所として言い換えられます。

  • 真面目で責任感がある
  • 継続して努力できる
  • 周りを見て行動できる

あがり症のタイプによって特徴が異なるため、自分が1番ポジティブに言い換えられる長所はどれかを考えてみましょう。
それでは、ひとつずつ解説していきます。

2-1.真面目で責任感がある

あがり症は、「真面目で責任感がある」とポジティブに言い換えられます。

あがり症の方は、「プレゼンを成功させなければならない」と強い責任感を持ち、自分に大きなプレッシャーをかけてしまう傾向があります。

しかし、この真面目さや責任感は、社会人に求められる重要な資質であり、大きな強みです。
そのため、面接では「緊張する場面でも、最後まで仕事をやり遂げる力がある」と伝えれば、あがり症を長所としてアピールすることができます。

また、責任感を持って仕事に取り組める人は、周囲からの信頼を得やすいため、面接でも好印象につながるでしょう。

2-2.継続して努力できる

あがり症の方は、目標に向かって継続的に努力できる傾向があります。

例えば、人前で話すときに失敗しないように、準備や練習を徹底的に重ねているはずです。
中には、面接で自信を持てるよう、何度もリハーサルをする方もいるでしょう。
また、あがり症そのものを克服するために、努力を続けている方も少なくありません。

このように、成功のために最大限の努力ができる人は、就職後も成長し続けられる人だと評価されます。
そのため、面接では「目標達成のために努力を惜しまない姿勢」をアピールすると、好印象につながるでしょう。

2-3.周りを見て行動できる

周囲の状況をよく観察し、適切に行動できることも、あがり症の大きな強みです。

あがり症の方は、相手の表情や雰囲気を敏感に察知する力があるため、緊張しやすい傾向があります。
しかし、それは単に緊張するだけでなく、相手の反応を素早く読み取り、臨機応変に対応できる力があるとも言えます。

このような洞察力は、誰もが持っているわけではありません。
相手の気持ちを理解し、適切に対応できる力として、強みとしてアピールできます。

また、自分自身が緊張しやすいからこそ、同じように緊張している人の気持ちを理解し、寄り添った行動をとることができます。
この特性を活かし、「協調性」や「気配りができる力」として伝えることで、より魅力的な強みとして評価されるでしょう。

3.あがり症をポジティブに言い換える方法

あがり症をポジティブに言い換えるための方法

 

面接で好印象を与えるために、必ずしもあがり症を「長所」として強調する必要はありません。
無理に長所にしようとせずとも、伝え方を工夫すればポジティブな印象を与えることができます。

本章では、あがり症を前向きに伝えるための具体的な方法を解説します。

3-1.あがり症で緊張しやすい性格であると伝える

面接で短所を聞かれることもあるでしょう。
そのときに、「緊張しやすい性格です」と、正直に伝えるのも一つの手です。
自分を客観的に理解しているという印象を面接担当者に与えられます。

3-2.過去のあがり症エピソードを伝える

また、過去に経験したエピソードを具体的に伝えることも効果的です。
エピソードを交えることで、自分の弱いところもさらけ出せる素直な印象を与えます。

話す内容は人それぞれですが、以下のようなエピソードを参考にするとよいでしょう。

・ゼミの研究発表で緊張し、思うように話せなかったことがある
・部活のコンクール前夜、毎回緊張して眠れなかったことがある
・初めての接客業のアルバイトで緊張し、お客様に声をかけた際に声が裏返ってしまった

3-3.克服・対処のために行った具体的な行動を伝える

エピソードを伝えたら、克服するために実践した行動や対策を具体的に伝えましょう。
短所を乗り越えようと努力した経験は、あがり症をポジティブに言い換えるうえで最も重要なポイントです。

面接担当者は、短所の有無だけでなく、課題解決力や問題に向き合う姿勢があるかどうかを重視しています。
そのため、たとえば以下のように具体的な行動を示すとよいでしょう。

「接客業のアルバイトでは、先輩と何度もロールプレイを行い、お客様に自然を声がかけられるようになった」
「人前で発表する前には、緊張を和らげるために深呼吸をしてリラックスする習慣を身につけた」
「人見知りを直すために、いろんなコミュニティに参加して、初めましての方と会話する機会を増やした」
「どのように克服しようとしたのか」を伝えることで、前向きな姿勢をアピールできます。

3-4.克服経験から学んだことを伝える

最後に、あがり症を克服した経験から学んだことを簡潔に伝えましょう。
学びを踏まえて、就職後にどのように活用していくかまで伝えることで、前向きな印象を与えられます。
例えば、以下のように伝えると良いでしょう。

「発表する前に入念に練習を行い、友人からアドバイスをもらったことで、本番では緊張しながらも最後まで言葉が詰まることなく発表することができました。この経験を活かし、入社後も常に徹底的な準備を行い、一つひとつの商談に臨むつもりです」

このように伝えることで、克服経験を前向きに活かし、今後の仕事に対する前向きな姿勢を強調できます。

4.あがり症をポジティブに考える方法

あがり症はポジティブに捉えることができますが、時には短所として捉えてしまう方もいるかもしれません。
あがり症をポジティブに変換するためには、以下の3つの方法を実践することをおすすめします。

方法 メリット 例・やり方
自己肯定感を高める 小さなことから挑戦し、できることを増えることで自信がつき、ポジティブに考えられるようになる ・自分から率先して挨拶する
・少人数の前から話す練習を始める
イメージトレーニングを取り入れる 本番のシーンを明確に想定することで、緊張しすぎずに話せるようになる ・当日のイメージの解像度を上げる:場所、周りの状況、人々の反応、話の流れなどを実際に体験するかのように思い描く
・ポジティブとネガティブを捉える:ネガティブな状況での対策を考え、ポジティブな結果を想定して成功体験を積む
マインドフルネスでリラックスする 余計な雑念を消し、集中力を高めて、緊張を和らげることができる ・瞑想をする
1.背筋を伸ばして座る
2.軽く目を閉じる
3.呼吸に集中する

これらの方法を実践することで、あがり症をポジティブに捉えられるようになるだけでなく、面接でも落ち着いて話すことができるようになるでしょう。

5.まとめ

あがり症は面接においても、ポジティブに言い換えることが可能です。
長所として別の言葉に変える、または短所であっても伝え方を工夫することで、ポジティブな印象を与えることができます。

まずは、なぜ緊張しやすいのかを理解し、具体的な対策を意識して実践していきましょう。
自分に合った方法を取り入れることで、あがり症をうまくコントロールできるようになります。

さらに、面接でより効果的に自分をアピールしたい方には、「あがり症を克服するセミナー」への参加もおすすめです。
セミナーでは、面接で活用できる話し方や、ポジティブな言い換えの方法を学ぶことができます。
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