「どうすれば面接で落ち着いて話せるだろう…」
「緊張で上手く話せるか心配…」
面接を成功させるためには、緊張せずに話せる方法を知ることが大切です。
とはいっても、面接は人生の重要な転機となる場面。誰しも緊張するものです。
でも、安心してください。
面接で緊張する原因にあわせて対策を実施すれば、過度な緊張をおさえて、落ち着いて面接に臨むことができます。
そこで本記事では、「面接で緊張しない方法」と「面接を成功させるためのポイント」をご紹介します。
あがり症克服のプロが、面接で緊張しない方法を具体的に解説しますので、ぜひ試してみてください。
はじめまして。桐生 稔(きりゅうみのる)と申します。
私の肩書きや経歴は以下の通りです。
- 株式会社モチベーション&コミュニケーション 代表取締役
- 「伝わる話し方」ビジネススクールを運営
- 全国で年間2000回セミナーを開催
- 新卒入社後営業成績ドベから心理学を学び全国売り上げ達成率No.1に
- 現在では「伝わる話し方の専門家」として活動し話し方の本を多数出版
Contents
1. 面接で緊張しない人はいるのか
面接で緊張する人のなかには「面接で緊張しない人がうらやましい」と思う方もいるかもしれませんが、面接で緊張しない人のほうが少ないでしょう。
実際に、就活生の8割が最も緊張する場面は面接と答えるといわれています。
面接で緊張するのは自然なことだと思います。
ただし、緊張の度合いは人それぞれであり、緊張していてもスラスラと話せる人もいれば、緊張で言葉が出てこない方もいます。
大切なのは、緊張の原因を理解し、それに合わせて対策を講じることです。
2. 面接で緊張する原因
面接で緊張する原因は、主に以下の3つが考えられます。
- 準備不足:面接で質問されることが想定できていない
- プレッシャー:必要以上に失敗してはいけないと思っている
- 過去のトラウマ:集団面接で笑われた経験などがある
人によって面接で緊張する原因は異なるため、まずは自分の原因を突き止めることが先決です。
原因がわかれば、緊張を和らげるための具体策が立てられます。
例えば、過去に面接で失敗した経験があって、トラウマになっている場合はトラウマの克服が必要です。
トラウマを克服する方法は、「【あがり症】トラウマとは?引き起こされる原因と克服方法をご紹介」をご覧ください。
その他、準備不足、またはプレッシャーが原因だと思う方は、ぜひ以下を実施してみてください。
3. 面接で緊張しない方法3選
ここでは、面接で緊張しないための対策を3つご紹介します。
面接で緊張しやすい方が共通して実践できる方法ですが、緊張の原因がわからない方もぜひ試してみてください。
3-1. 準備を徹底する
面接で緊張しないためには、まず準備がもっとも大切です。
準備をしておけば、面接での質問にスラスラと応答できるほか、自信を持って話せるようになります。
例えば、以下のような準備を行うと緊張しにくくなるでしょう。
- 面接官が期待していることを想像する
- 面接で質問される内容を想定する
- 質問内容への回答を準備しておく
- 逆質問の内容を複数考えておく
- 模擬面接などで練習する
特に、面接官が候補者に何を期待しているのかを理解しておくと、相手に喜ばれる自己PRができます。
喜ばれる自己PRとは、相手のニーズにあった人物であることを、事例をもとに伝えられている状態です。
相手のニーズにあわせた自己PRが準備できると、うまく話せる自信につながるため、緊張しない方法としてもおすすめです。
喜ばれる自己PRの作り方は「面接で効果的な自己PRテクニック:簡単3ステップ」をぜひ参考にしてください。
3-2. 緊張している自分を受け入れる
緊張は自然な反応であり、どのような場面でも緊張している自分を受け入れることです。
自分の緊張を否定せずに受け入れれば、緊張からくる焦りや、自己否定が軽減され、落ち着きやすくなるでしょう。
逆に「面接で緊張してはいけない」と考えれば考えるほど、かえってプレッシャーになり、不安が増加してしまいます。
むしろ、緊張するのは自然だと考えることで、心に余裕が生まれ、面接で落ち着いた受け答えができるようになります。
この方法は面接に限らず、さまざまな場面で活用できるでしょう。
受け入れる方法をより詳しく知りたい方は、「あがり症の克服方法を公認心理師が解説!すぐに実践できる2つの具体策」をご覧ください。
3-3. 緊張したときにすることを決めておく
緊張を感じたときの対処法を事前に決めておくことです。これを行っておくと、面接での不安を効果的に抑えられます。
緊張に備えて、具体的な対処法を準備しておきましょう。
例えば、面接の直前でドキドキし始めたら、誰かと軽く談笑をする、静かに目をつむって深呼吸をするなどの方法があります。
これらの方法を面接前に実践することで、高かった心拍数が徐々に落ち着き、緊張が和らげる効果が期待できます。
具体的な深呼吸の方法が気になる方は、「あがり症の緊張を和らげるには「呼吸」がポイント!シーン別に克服方法をご紹介」をぜひ参考にしてください。
4. 面接を成功させるための3つのポイント
面接で緊張しない方法を実践したら、成功するためのポイントを意識してさらに自信をつけていきましょう。
面接が成功しやすくなる3つのポイントをご紹介します。
- 日常生活から笑顔を意識する
- 練習を重ねて様々なフィードバックをもらう
- 話の一貫性を意識して話す
これらが練習段階から本番まで一貫して活用できる実践的なポイントです。ぜひ意識して取り組んでみてください。
あわせて、面接の具体的な対策をしたい方は「【もう面接で失敗したくない!】あがり症面接対策&攻略法5選」がおすすめです。
4-1. 普段から笑顔を意識する
面接では笑顔が大切です。
笑顔は相手によい印象を与えるため、面接官からの印象アップにつながります。
緊張で表情がかたくなりやすい方は、鏡の前で練習しておくことがおすすめです。
口角を上げる練習や目尻を下げることを意識すると明るい笑顔になります。
また、笑顔は緊張をほぐす効果もあるため、緊張しない方法と一緒に実践するとよいでしょう。
4-2. 練習を重ねて様々なフィードバックをもらう
面接で成功するためには、やはり事前の練習が物をいいます。
実際の面接と同じようなシチュエーションで練習を行うと、面接の空気感を事前に体験できるため、本番でも落ち着いて話しやすくなります。
練習の際は、先生や友人に面接官役をお願いし、わかりやすい話し方ができているかを確認してもらいましょう。
フィードバックを受けることで、改善すべき点も明確になり、面接の質をさらに向上させることができます。
1人で行う場合は、録音して聞き直す方法もおすすめです。
本番に向けて練習を重ね、面接に対する自信をつけていきましょう。
ほかにも、就活の面接を上手に進める方法が気になる方は、「あがり症でお悩みの人が就活で上手に自分をアピールする方法とは?」がおすすめです。
4-3. 話の一貫性を意識する
面接で話す内容は、一貫性を持たせる必要があります。
話に矛盾が生じると信用されなくなるためです。
面接中はもちろんですが、一次面接や二次面接で話した内容との一貫性を保つことが重要です。
面接ごとに話した内容を振り返り、ブレないように心がけましょう。
面接中に突然一貫性を意識することは難しいため、あらかじめ自分の強みや適性を把握し、話の軸を決めておきましょう。
5. まとめ
面接では、誰もが緊張すると思います。
まずは自分の緊張の原因を理解し、面接中に緊張しないための対策を講じましょう。
今回ご紹介した方法は、さまざまな状況に応用できる実践的な対策ですが、面接に緊張や不安を感じる方は特に取り入れてみてください。
面接対策を十分に行うことで、自信が高まり、堂々と話せる機会が増えるはずです。
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